[日本]大学教授による実践女子大学でのカルト宗教対策講演会について

2015年7月、実践女子大学において、東北学院大学文学部教授 川島堅二教授(当時は恵泉女子大学学長)を講師に招き3回にわたり「カルト宗教対策講演会」が催されました。

実践女子大学では、当宣教会を「カルト宗教」とする川島堅二教授の意見を全面的に取り入れ、当該講演会の広告宣伝を授業中に行いました。三回にわたり開催された講演会(2015.7.21および7/29:渋谷キャンパス 403講義室、2015.7.23に2回:日野キャンパス 香雪記念館大教室)には、正規の授業の一環としてのべ800人以上の学生を動員し、「聴講すれば期末試験の点数をアップする」といった条件まで掲げて参加を促しました。

学科別に座席を指定し、出欠確認まで行われた講演会において、川島堅二教授は、明確に根拠を示すことなく当宣教会を「三大カルト」のひとつとして挙げ、事実とは異なる内容を交えて情報を伝達しましたが、正しくは以下の通りです。

1.2006年の報道により「摂理」が名称を変え「キリスト教福音宣教会」と名乗っていると述べられたが、10年以上前から「キリスト教福音宣教会」の名称であり、報道により団体名を変更したわけではないこと。

2.教祖が強姦致傷罪で服役中であり、多数の被害者がいると述べられたが、韓国において刑事裁判の対象になった数件については現在、当宣教会のみならず各方面から冤罪であると指摘されている状況にあり、かつ、その他には嫌疑が一切ないことが既に韓国の管轄検察庁により公式的に結論付けられていること。また、日本においては刑事告訴が一件もなされていないこと。

3.破防法が適用される宗教団体を例に挙げ、当宣教会において同じく犯罪が繰り返される可能性があると述べられたが、当宣教会を同宗教団体と同列に論じるのは極めて不適切であり、その可能性は一切ないこと。

その他、川島堅二教授は「カルトが近づいてくるのは、みなさんの時間、労働力が欲しいのだ」といった発言をはじめとし、直接的・間接的に当宣教会への誤解を与える内容が多く、非常に遺憾です。

学業内容とは全く無関係な内容で試験を採点し単位を付与する点は、文部科学省にその是非を問うこととして、学生の成績を採用の基準とする企業に対して、学業の成績について誤った情報を与えかねず、不適切な取り扱いであると考えます。

今後は一切、当宣教会を不当に取り扱うことのないよう、良識ある対応を望みます。

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